やさしい日本語とは What is Easy Japanese?
皆さん、こんにちは。
皆さんは「やさしい日本語」という言葉を聞いたことがありますか。
「やさしい」の意味は二つあって、「簡単だ」という意味の「易しい」と、「優しい人」などの「優しい」の二つをかけた言葉です。
今日はその「やさしい日本語」について話したいと思います。
やさしい日本語とは、簡単に言うと、分かりやすい日本語です。
難しい言葉や文法を簡単にシンプルにして、相手のために分かりやすくします。
例えば、地震などの災害の時。
「大きな地震が発生しました。津波が起こる可能性があります。高台に避難してください。」という文があったとします。
これをやさしい日本語に言い換えると、「大きな地震がありました。津波が来るかもしれません。高い所に行ってください。」になります。
「発生」が「ありました」、「起こる可能性がある」は「来るかもしれません。」、「高台」は「高い所」、
「避難してください」は「行ってください」と、難しい言葉や文法が簡単になっています。
これが、やさしい日本語です。
やさしい日本語が誕生した、生まれたきっかけは、1995年にあった阪神淡路大震災です。
この地震のせいでたくさんの人が被害を受けましたが、その中には外国の方もいました。
ですが、その方の中には、日本語や英語が分からなくて必要な情報を受け取ることができない方もいました。
ニュースで流れる避難場所や食料の、食べ物の情報などが伝わらなかったんですね。
そのようなことがあって、災害があった時に、そうした人たちが必要な情報を受け取ることができるように、やさしい日本語は生まれました。
これを聞いて、「日本語が分からないなら、英語で情報を伝えたらいいんじゃないですか?」と思う方がいるかもしれません。
それでは、どの国の人が日本に住んでいるか、順番を見てみましょう。
こちらです。
一番は中国、それからベトナム、次に韓国です。
この三カ国が全体の55パーセントを占めています。
それから、フィリピン、ブラジル、ネパール、インドネシア、アメリカ、タイ、台湾です。
この中で英語が母国語の国はどこですか。
アメリカだけですね。
しかもたったの1.9パーセントだけです。
日本に住んでいる人はアジアの方が多く、98パーセントの人は英語が母国語じゃないんですね。
それなので、どの国の人でもわかるように、やさしい日本語を使おう、やさしい日本語で話そう、という動きが広がっています。
ここで私の夫の体験をシェアしたいと思います。
夫の母国語は英語です。
日本には9年住んでいます。
そんな夫が一番大変だと思うのは病院です。
皆さんももし、外国の病院に行って、病気の説明をしたり医者の説明を外国語で理解するのは簡単じゃないと思います。
しかも、病気の説明をするときに、日本語ではオノマトペがよく使われます。
例えば、頭痛、頭が痛いことを表すオノマトペには、「ガンガンする」や「チクチクする」「ズキズキする」などがあります。
もし医者に「どんな痛みですか?ガンガンしますか?チクチクしますか?ズキズキしますか?」と聞かれたら、
どのオノマトペを使えばいいか考えるのは簡単じゃないです。
やさしい日本語は、このように病院や薬局、薬の店ですね、などの医療の場面でも役に立ちます。
更に、やさしい日本語をインバウンド観光で活用しようという動きもあります。
日本語を話したい海外のお客様を、やさしい日本語で迎えようというものです。
海外に旅行に行った時、その国の言葉でコミュニケーションが取れたら、やっぱり嬉しいですよね。
このように、色々な場面でやさしい日本語は広まっています。
日本で頑張って広めようとしているやさしい日本語ですが、実は海外の人がやさしい日本語について知らないということがあります。
皆さんにやさしい日本語というものがあるんだと知ってもらいたくて、今日はこのトピックにしました。
ちょっとでも知ってもらえたら嬉しいです。
それでは今日は終わりです。
皆さん、またね!
皆さん、こんにちは。皆さんは「やさしい日本語」という言葉を聞いたことがありますか。「やさしい」の意味は二つあって、「簡単だ」という意味の「易しい」と、「優しい人」などの「優しい」の二つをかけた言葉です。今日はその「やさしい日本語」について話したいと思います。
やさしい日本語とは、簡単に言うと、分かりやすい日本語です。難しい言葉や文法を簡単にシンプルにして、相手のために分かりやすくします。例えば、地震などの災害の時。「大きな地震が発生しました。津波が起こる可能性があります。高台に避難してください。」という文があったとします。これをやさしい日本語に言い換えると、「大きな地震がありました。津波が来るかもしれません。高い所に行ってください。」になります。「発生」が「ありました」、「起こる可能性がある」は「来るかもしれません。」、「高台」は「高い所」、「避難してください」は「行ってください」と、難しい言葉や文法が簡単になっています。これが、やさしい日本語です。
やさしい日本語が誕生した、生まれたきっかけは、1995年にあった阪神淡路大震災です。この地震のせいでたくさんの人が被害を受けましたが、その中には外国の方もいました。ですが、その方の中には、日本語や英語が分からなくて必要な情報を受け取ることができない方もいました。ニュースで流れる避難場所や食料の、食べ物の情報などが伝わらなかったんですね。そのようなことがあって、災害があった時に、そうした人たちが必要な情報を受け取ることができるように、やさしい日本語は生まれました。
これを聞いて、「日本語が分からないなら、英語で情報を伝えたらいいんじゃないですか?」と思う方がいるかもしれません。それでは、どの国の人が日本に住んでいるか、順番を見てみましょう。こちらです。一番は中国、それからベトナム、次に韓国です。この三カ国が全体の55パーセントを占めています。それから、フィリピン、ブラジル、ネパール、インドネシア、アメリカ、タイ、台湾です。この中で英語が母国語の国はどこですか。アメリカだけですね。しかもたったの1.9パーセントだけです。日本に住んでいる人はアジアの方が多く、98パーセントの人は英語が母国語じゃないんですね。それなので、どの国の人でもわかるように、やさしい日本語を使おう、やさしい日本語で話そう、という動きが広がっています。
ここで私の夫の体験をシェアしたいと思います。夫の母国語は英語です。日本には9年住んでいます。そんな夫が一番大変だと思うのは病院です。皆さんももし、外国の病院に行って、病気の説明をしたり医者の説明を外国語で理解するのは簡単じゃないと思います。しかも、病気の説明をするときに、日本語ではオノマトペがよく使われます。例えば、頭痛、頭が痛いことを表すオノマトペには、「ガンガンする」や「チクチクする」「ズキズキする」などがあります。もし医者に「どんな痛みですか?ガンガンしますか?チクチクしますか?ズキズキしますか?」と聞かれたら、どのオノマトペを使えばいいか考えるのは簡単じゃないです。やさしい日本語は、このように病院や薬局、薬の店ですね、などの医療の場面でも役に立ちます。
更に、やさしい日本語をインバウンド観光で活用しようという動きもあります。日本語を話したい海外のお客様を、やさしい日本語で迎えようというものです。海外に旅行に行った時、その国の言葉でコミュニケーションが取れたら、やっぱり嬉しいですよね。
このように、色々な場面でやさしい日本語は広まっています。日本で頑張って広めようとしているやさしい日本語ですが、実は海外の人がやさしい日本語について知らないということがあります。皆さんにやさしい日本語というものがあるんだと知ってもらいたくて、今日はこのトピックにしました。ちょっとでも知ってもらえたら嬉しいです。それでは今日は終わりです。皆さん、またね!
めいか先生、『やさしい日本語』という動画を作ってアップしてくださってありがとうございました。優しい日本語と言えば、日本語が苦手な人や、初級の日本語の学習者にはとても役に立つと思います。なぜなら、言語の一番大事な点はコミュニケーションだと思うからです。また、日本語があまり分からない人のために、やさしい日本語を使ったら、メッセージを簡単に伝えられていいです。
ところで、私は日本語が話せますが、会話が難しいです。理由は日本人と話してくれる時に優しい日本語の代わりにネーチブな日本語を使います。その時に分からなかったり不安だったりしたことがあります。その経験から、「日本語ができます。やさしい日本語で話してください。」と書かれたバッジを作ったらいいです。そのアイデアは女の人が妊娠中の時に妊娠のバッジをかばんに付けていることを気が付きました。もしそのような「優しい日本語」のバッジがあれば、日本人の相手に簡単な会話ができるようになるでしょう。
そうなんです。やさしい日本語はJLPTのN4~N5くらいのレベルです。やさしい日本語を使えば、日本語初級の方でも日本人とコミュニケーションがとれます。みんなが英語を話せるわけではないので、簡単な日本語で話せたらいいですよね。
やさしい日本語バッジ、実はあるんですよ!でもまだあまり見ませんよね。もし日本に来る機会があったら、Melvinさんも自分でバッジを作ってみてください。「やさしい日本語で話してください」とバッジに書いてあったら、みんなとても喜んで日本語で話してくれると思いますよ✨