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鶴の恩返し Tsuru no Ongaeshi

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この とりは つると いいます。

今日きょうは 「つる恩返おんがえし」という 日本にほんの 昔話むかしばなしを します。

むかし あるところに、 おじいさんと おばあさんが んでいました。

この 夫婦ふうふは まずしいです。

かねが ありません。

いまは ふゆです。

さむい ふゆです。

ここは まちです。

おじいさんが まちに きます。

これは まきです。

おじいさんは、 まきを って まちに きます。

おじいさんは、 まきを りに まちへ きます。

その 途中とちゅうで 一羽いちわの つるを つけます。

つるは わなに かかっています。

つるは わなに かかって うごけません。

うごくことが できません。

おじいさんは 「かわいそうに」と おもいます。

そして つるを たすけます。

たすけて あげます。

つるは そらに んでいきます。

そのの よるです。

そとは ゆきが っています。

ゆきが はげしく っています。

トントントンとんとんとん」 おじいさんと おばあさんの いえに、 だれかが やってました。

ドアどあを けます。

すると そこには うつくしい おんなが っていました。

おんなが います。

わたしには おとうさんも おかあさんも いません。

家族かぞくが いません。

家族かぞくが いないので 親戚しんせきの いえに くところです。

でも 途中とちゅうで みちに まよってしまいました。

親戚しんせきの いえに くことが できません。

ねがいします。

今日きょうの よる、 今晩こんばん この いえに めてください。」と たのみました。

やさしい おじいさんと おばあさんは、 「どうぞ」と って、 おんなを いえに めてあげました。

つぎの も その つぎの も、 ゆきが っています。

ずっと ゆきが ふりつづけています。

おんなは まだ おじいさんと おばあさんの いえに います。

その間、 おんなは おじいさんと おばあさんのために 料理りょうりを します。

掃除そうじを します。

二人ふたりを 手伝てつだいます。

ある おんなが いました。

わたしを おじいさんと おばあさんの むすめに してください。

二人ふたりの むすめに なりたいです。」

おじいさんと おばあさんは うれしいです。

二人ふたりは よろこんで 彼女かのじょを むすめに しました。

そして 三人さんにんは、 仲良なかよく しあわせに らしていました。

これは いとです。

ぬのです。

これは 機織はたおです。

ぬのを つくる 機械きかいです。

ある むすめが います。

ぬのを つくりたいです。」

そして おじいさんに 「まちで いとを ってきて ください。」と たのみます。

おじいさんが まちに って、 いとを ってきます。

むすめは その いとで はたを ります。

むすめは おじいさんと おばあさんに おねがいします。

絶対ぜったいに ドアどあを けないで ください。

ないで ください。

絶対ぜったいに のぞかないで ください。」

おじいさんと おばあさんは むすめと 約束やくそくしました。

絶対ぜったい ドアどあを けません。

絶対ぜったい ません。

絶対ぜったい のぞきません。

と 約束やくそくしました。

ぬのが できました。

むすめは 「この ぬのを まちに って って、 って ください。」と います。

おじいさんは、 まちに ぬのを りに きます。

ぬのは とても たかく れました。

とても たかい 値段ねだんで れました。

おじいさんと おばあさんは お金持かねもちに なりました。

それから しばらく ちました。

おじいさんと おばあさんは、 むすめのことが になります。

ドアどあを けて たいです。

でも 絶対ぜったい けません。

絶対ぜったい ません。

と 約束やくそくしました。

なので 我慢がまんします。

ません。

約束やくそくを まもります。

でも ある、 とうとう 約束やくそくを やぶってしまいました。

約束やくそくを やぶって てしまいました。

すると そこには、 むすめではなく つるが いました。

つるは、 自分じぶんの はねを いて ぬのを つくっていました。

おじいさんと おばあさんは おどろきます。

むすめが います。

わたしは あのとき おじいさんに たすけてもらった つるです。

おじいさんに 恩返おんがえししたくて、 恩返おんがえしするために ここに ました。

でも 二人ふたりに られてしまいました。

バレばれてしまいました。

なので もう かえらなくてはいけません。

さようなら。」と って そらに んでいきました。

おしまい。

このとりつるといいます。

今日きょうは「つる恩返おんがえし」という日本にほん昔話むかしばなしをします。

むかしあるところに、おじいさんとおばあさんがんでいました。

この夫婦ふうふまずしいです。

かねがありません。

いまふゆです。

さむふゆです。

ここはまちです。

おじいさんがまちきます。

これはまきです。

おじいさんは、まきってまちきます。

おじいさんは、まきりにまちきます。

その途中とちゅう一羽いちわつるつけます。

つるわなにかかっています。

つるわなにかかってうごけません。

うごくことができません。

おじいさんは「かわいそうに」とおもいます。

そしてつるたすけます。

たすけてあげます。

つるそらんでいきます。

そのよるです。

そとゆきっています。

ゆきはげしくっています。

トントントンとんとんとん」おじいさんとおばあさんのいえに、だれかがやってました。

ドアどあけます。

するとそこにはうつくしいおんなっていました。

おんないます。

わたしにはおとうさんもおかあさんもいません。家族かぞくがいません。

家族かぞくがいないので親戚しんせきいえくところです。

でも途中とちゅうみちまよってしまいました。

親戚しんせきいえくことができません。

ねがいします。今日きょうよる今晩こんばんこのいえめてください。」とたのみました。

やさしいおじいさんとおばあさんは、「どうぞ」とって、おんないえめてあげました。

つぎもそのつぎも、ゆきっています。

ずっとゆきふりつづけています。

おんなはまだおじいさんとおばあさんのいえにいます。

その間、おんなはおじいさんとおばあさんのために料理りょうりをします。

掃除そうじをします。

二人ふたり手伝てつだいます。

あるおんないました。

わたしをおじいさんとおばあさんのむすめにしてください。

二人ふたりむすめになりたいです。」

おじいさんとおばあさんはうれしいです。

二人ふたりよろこんで彼女かのじょむすめにしました。

そして三人さんにんは、仲良なかよしあわせにらしていました。

これはいとです。

ぬのです。

これは機織はたおです。

ぬのつく機械きかいです。

あるむすめいます。

ぬのつくりたいです。」

そしておじいさんに「まちいとってきてください。」とたのみます。

おじいさんがまちって、いとってきます。

むすめはそのいとはたります。

むすめはおじいさんとおばあさんにおねがいします。

絶対ぜったいドアどあけないでください。

ないでください。

絶対ぜったいのぞかないでください。」

おじいさんとおばあさんはむすめ約束やくそくしました。

絶対ぜったいドアどあけません。絶対ぜったいません。絶対ぜったいのぞきません。と約束やくそくしました。

ぬのができました。

むすめは「このぬのまちってって、ってください。」といます。

おじいさんは、まちぬのりにきます。

ぬのはとてもたかれました。

とてもたか値段ねだんれました。

おじいさんとおばあさんはお金持かねもちになりました。

それからしばらくちました。

おじいさんとおばあさんは、むすめのことがになります。

ドアどあけてたいです。

でも絶対ぜったいけません。絶対ぜったいません。と約束やくそくしました。

なので我慢がまんします。

ません。約束やくそくまもります。

でもある、とうとう約束やくそくやぶってしまいました。

約束やくそくやぶっててしまいました。

するとそこには、むすめではなくつるがいました。

つるは、自分じぶんはねいてぬのつくっていました。

おじいさんとおばあさんはおどろきます。

むすめいます。

わたしはあのときおじいさんにたすけてもらったつるです。

おじいさんに恩返おんがえししたくて、恩返おんがえしするためにここにました。

でも二人ふたりられてしまいました。

バレばれてしまいました。

なのでもうかえらなくてはいけません。

さようなら。」とってそらんでいきました。

おしまい。

この鳥は鶴といいます。今日は「鶴の恩返し」という日本の昔話をします。

昔あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。この夫婦は貧しいです。お金がありません。今は冬です。寒い冬です。

ここは町です。おじいさんが町に行きます。これは薪です。おじいさんは薪を持って町に行きます。おじいさんは薪を売りに町へ行きます。

その途中で一羽の鶴を見つけます。鶴は罠にかかっています。鶴は罠にかかって動けません。動くことができません。おじいさんは「かわいそうに」と思います。そして鶴を助けます。助けてあげます。鶴は空に飛んでいきます。

その日の夜です。外は雪が降っています。雪が激しく降っています。「トントントン」おじいさんとおばあさんの家に、誰かがやって来ました。ドアを開けます。するとそこには美しい女の子が立っていました。

女の子が言います。「私にはお父さんもお母さんもいません。家族がいません。家族がいないので親戚の家に行くところです。でも途中で道に迷ってしまいました。親戚の家に行くことができません。お願いします。今日の夜、今晩この家に泊めてください。」と頼みました。優しいおじいさんとおばあさんは、「どうぞ」と言って女の子を家に泊めてあげました。

次の日もその次の日も、雪が降っています。ずっと雪が降り続けています。女の子はまだおじいさんとおばあさんの家にいます。その間、女の子はおじいさんとおばあさんのために、料理をします。掃除をします。二人を手伝います。

ある日女の子が言いました。「私をおじいさんとおばあさんの娘にしてください。二人の娘になりたいです。」おじいさんとおばあさんは嬉しいです。二人は喜んで彼女を娘にしました。そして三人は仲良く幸せに暮らしていました。

これは糸です。布です。これは機織り機です。布を作る機械です。ある日娘が言います。「布を作りたいです。」そしておじいさんに「町で糸を買ってきてください。」と頼みます。おじいさんが町に行って糸を買ってきます。

娘はその糸で機を織ります。娘はおじいさんとおばあさんにお願いします。「絶対にドアを開けないでください。見ないでください。絶対に覗かないでください。」おじいさんとおばあさんは娘と約束しました。絶対ドアを開けません。絶対見ません。絶対覗きません。と約束しました。

布ができました。娘は「この布を町に持って行って売ってください。」と言います。おじいさんは町に布を売りに行きます。布はとても高く売れました。とても高い値段で売れました。おじいさんとおばあさんはお金持ちになりました。

それからしばらく経ちました。おじいさんとおばあさんは、娘のことが気になります。ドアを開けて見たいです。でも、絶対開けません。絶対見ません。と約束しました。なので我慢します。見ません。約束を守ります。

でもある日とうとう、約束を破ってしまいました。約束を破って見てしまいました。するとそこには、娘ではなく鶴がいました。鶴は自分の羽を抜いて布を作っていました。

おじいさんとおばあさんは驚きます。娘が言います。「私はあの時おじいさんに助けてもらった鶴です。おじいさんに恩返ししたくて、恩返しするために、ここに来ました。でも二人に見られてしまいました。バレてしまいました。なのでもう帰らなくてはいけません。さようなら。」と言って空に飛んでいきました。

おしまい。

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