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お盆の風習 Traditions of Obon Festival

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今日きょう8月6日はちがつむいかです。

もうすぐ日本にほんではおぼんわれる行事ぎょうじがあります。

地域ちいきによってもちがいますが、一般的いっぱんてきには8月13日はちがつじゅうさんにちから16日じゅうろくにちのことをおぼんと言います。

ぼん期間きかんにはおおくのひとまれそだった故郷こきょうかえって、家族かぞく一緒いっしょごします。

おおくのひと両親りょうしん実家じっか帰省きせいします。

わたし子供こどもころ家族かぞく静岡県しずおかけんんでいたんですけど、毎年まいとしぼん時期じきには大分県おおいたけんちち実家じっか帰省きせいしていました。

ちちまれそだったいえわたし祖父母そふぼいえ帰省きせいして、祖父母そふぼ親戚しんせき一緒いっしょごしていました。

結婚けっこんして以来いらいは、毎年まいとしぼんわたし実家じっかおっと実家じっか両方りょうほう帰省きせいしています。

ぼん元々もともと仏教ぶっきょう行事ぎょうじです。

んでしまったひとくなったひとれいはあのにありますが、ねん一度いちどぼん期間きかんだけくなったひとれいがあのからこのもどってくるとかんがえられています。

くなったわたしのおじいちゃんやおばあちゃん、ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃん、ひいひいおじいちゃん、ひいひいおばあちゃん、この人達ひとたちわたし先祖せんぞ、ご先祖様せんぞさまです。

ぼん家族かぞく、それからご先祖様せんぞさま一緒いっしょごす期間きかんです。

ぼんごしかたは、地域ちいきによっても家庭かていによってもちがいがあります。

今日きょう動画どうがではむかしからのならわし、おぼん風習ふうしゅうをいくつか紹介しょうかいしたいとおもいます。

まずおぼん初日しょにち13日じゅうさんにちには、いえまえでこんなふうむかわれるをつけたり提灯ちょうちんかざったりします。

ぼんにはご先祖様せんぞさまたましいいえかえってきます。

先祖様せんぞさまみちまよわないように、みちまよわずにちゃんといえかえってれるように、目印めじるしとしてむかをしたり提灯ちょうちんかざったりします。

提灯ちょうちんがあれば「あ!あそこがいえだ!」とご先祖様せんぞさまがわかるからです。

わたしちち実家じっかでは、をつけたり提灯ちょうちんかざったりはしていません。

そのわりにおはかまでご先祖様せんぞさまむかえにきます。

13日じゅうさんにちにおはかってお墓参はかまいりをして、あのからもどってきたご先祖様せんぞさま一緒いっしょいえかえります。

精霊馬しょうりょううまばれるきゅうりでつくったうまと、精霊牛しょうりょううしばれるナスでつくったうしかざ地域ちいきもあります。

先祖様せんぞさまはやいたいです。

はやくこのかえってきてほしいです。

なので、うまってはやかえっててくださいというねがいをめてきゅうりのうまかざります。

ぎゃくにあのもどときにはゆっくりかえってほしいです。

うしってこのでの時間じかんたのしみながらゆっくりあのもどってくださいというねがいをめてナスのうしかざります。

むかしながらの日本にほんいえには、仏壇ぶつだんわれるこんなものがあります。

ぼんあいだ仏壇ぶつだんにご先祖様せんぞさま食事しょくじをおそなえします。

1日いちにち3食さんしょく朝昼晩あさひるばん、ご先祖様せんぞさまぶん食事しょくじつくって仏壇ぶつだんいておきます。

また、おぼん期間中きかんちゅうには日本全国にほんぜんこくぼんおどりが開催かいさいされます。

こんなふうにみんなでになっておどりをおどります。

ください、浴衣ゆかたているひとがたくさんいますね。

ぼんおどりは元々もともとは、くなったひとのことをおもって、くなったひと供養くようするためのおどりですが、

いまでは、こんなふう屋台やたいものものってべたりんだり、子供達こどもたちあそんだりとなつのイベントのひとつとしてもたのしまれています。

ぼん最終日さいしゅうび最後さいご16日じゅうろくにちにはおくをしてご先祖様せんぞさまたましい見送みおくります。

こんなふう灯籠とうろうわれるものをかわうみなが地域ちいきもあります。

地域ちいき家庭かていによって見送みおくかた様々さまざまです。

わたしちち実家じっかではおくはしません。

そのわりに16日じゅうろくにちにご先祖様せんぞさまをおはかまでれていきます。

墓参はかまいりをして見送みおくります。

今日きょうむかしからつたわる日本にほんのおぼん風習ふうしゅうについてはなしました。

今日きょうはこれでおしまい。またね。

今日は8月6日です。もうすぐ日本ではお盆と言われる行事があります。地域によっても違いますが、一般的には8月13日から16日のことをお盆と言います。

お盆の期間には多くの人が生まれ育った故郷に帰って、家族と一緒に過ごします。多くの人が両親が住む実家に帰省します。

私は子供の頃、家族で静岡県に住んでいたんですけど、毎年お盆の時期には大分県の父の実家に帰省していました。父が生まれ育った家、私の祖父母が住む家に帰省して、祖父母や親戚と一緒に過ごしていました。結婚して以来は、毎年お盆に私の実家と夫の実家両方に帰省しています。

お盆は元々仏教の行事です。死んでしまった人、亡くなった人の霊はあの世にありますが、年に一度お盆の期間だけ亡くなった人の霊があの世からこの世に戻ってくると考えられています。

亡くなった私のおじいちゃんやおばあちゃん、ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃん、ひいひいおじいちゃん、ひいひいおばあちゃん、この人達は私の先祖、ご先祖様です。お盆は家族、それからご先祖様と一緒に過ごす期間です。

お盆の過ごし方は、地域によっても家庭によっても違いがあります。今日の動画では昔からの習わし、お盆の風習をいくつか紹介したいと思います。

まずお盆の初日、13日には、家の前でこんな風に迎え火と言われる火をつけたり提灯を飾ったりします。お盆にはご先祖様の霊が家に帰ってきます。ご先祖様が道に迷わないように、道に迷わずにちゃんと家に帰って来れるように、目印として迎え火をしたり提灯を飾ったりします。火や提灯があれば「あ!あそこが家だ!」とご先祖様がわかるからです。

私の父の実家では、火をつけたり提灯を飾ったりはしていません。その代わりにお墓までご先祖様を迎えに行きます。13日にお墓に行ってお墓参りをして、あの世から戻ってきたご先祖様と一緒に家に帰ります。

精霊馬と呼ばれるきゅうりで作った馬と、精霊牛と呼ばれるナスで作った牛を飾る地域もあります。ご先祖様に早く会いたいです。早くこの世に帰ってきてほしいです。なので、馬に乗って早く帰って来てくださいという願いを込めてきゅうりの馬を飾ります。逆にあの世に戻る時にはゆっくり帰ってほしいです。牛に乗ってこの世での時間を楽しみながらゆっくりあの世に戻ってくださいという願いを込めてナスの牛を飾ります。

昔ながらの日本の家には、仏壇と言われるこんなものがあります。お盆の間は仏壇にご先祖様の食事をお供えします。1日3食、朝昼晩、ご先祖様の分の食事を作って仏壇に置いておきます。

また、お盆の期間中には日本全国で盆踊りが開催されます。こんな風にみんなで輪になって踊りを踊ります。見て下さい、浴衣を着ている人がたくさんいますね。盆踊りは元々は、亡くなった人のことを思って、亡くなった人を供養するための踊りですが、今では、こんな風に屋台で食べ物や飲み物を買って食べたり飲んだり、子供達は遊んだりと夏のイベントの一つとしても楽しまれています。

お盆の最終日、最後の日、16日には送り火をしてご先祖様の霊を見送ります。こんな風に灯籠と言われるものを川や海に流す地域もあります。

地域や家庭によって見送り方も様々です。私の父の実家では送り火はしません。その代わりに16日にご先祖様をお墓まで連れていきます。お墓参りをして見送ります。

今日は昔から伝わる日本のお盆の風習について話しました。今日はこれでおしまい。またね。

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