多読 Extensive Reading

外国語を身につける方法はたくさんありますね。例えば文法を勉強したり単語を暗記したり、たくさんたくさん聞いたり…。皆さんはどんな方法を試したことがありますか。どんな勉強法が好きですか。
今日は外国語の学習法の一つ「多読」について話したいと思います。多読って知っていますか。やってみたことはありますか。多読というのは、読んで字のごとく、多く読む、たくさん読むということです。
まず私自身の英語学習の経験について少し話します。私は中学生のときに学校の授業で初めて英語を勉強しました。日本人の先生が日本語で文法を説明したり、単語を暗記したり、英文を日本語に訳したり…そんな授業をずっと受けていました。
学校の英語の成績は割と良かったんです。あと日本語学習者向けにはJLPTという試験がありますよね。それと同じように英語の学習者向けにも色々英語の試験があるんですけど、そういう試験のスコアも結構良かったんです。
でもいざ実際に会話をしようとすると、英語が全然出てきません。英語のテストは得意だけど会話をすることには全く自信がありませんでした。それがずーっと私の悩みでした。英語、わかるけど、喋れないっていうのがずっと悩みでした。
それで20代の頃、色んなことを試してみました。文法を復習してみたり、文法をもう一回勉強し直してみたり、単語を復習してみたり。でも文法も単語もあんまり楽しくないので続けられませんでした。継続できませんでした。それにあんまり上達も感じませんでした。
あとは毎日1日25分間オンラインで英会話レッスンを受けてみたこともあります。でもこれもそこまで上達を感じませんでした。
色々試した中で、私にとって一番効果があったのはこの「多読」だったんです。今から4,5年前に多読をしました。
元々ずっとこういう方法で、頭を使って英語を勉強してきたので、多読をする前は頭の中でいちいち訳す癖が付いてしまっていました。英語を読んだり聞いたりしたときに、一回頭の中で英語から日本語に訳して、で自分が言いたいことをまず日本語で考えてそれを英語に直して、それから言うっていう癖が付いていました。頭ばっかり使って全然自然なコミュニケーションができなかったんですね。
でも多読をしてから、多読をした後はいちいち頭の中でこうやって1回日本語に変換しなくても、英語を聞いて英語のまま理解して英語で答えるということがちょっとずつできるようになりました。
もちろん今でもまだまだ勉強中です。わからない単語はまだまだたくさんあるし、ちょっと長くて複雑な文になったり、あとは自分に馴染みのないトピック、あんまり詳しくないトピックですね、よく知らない話題になると難しい時もまだまだあります。でも多読をする前と比べると明らかに自然に英語が使えるようになりました。
実はこの多読の経験がきっかけになって私はインプットの重要性に気づいたんです。多読をしたことがきっかけで今動画で行っているCIのアプローチに興味を持つようになりました。
なので日本語を学習している皆さん、特に今この動画を見ている中級以上の皆さんに、日本語の本をたくさん読むことをおすすめしたいです。
とはいえ、ただたくさん読めばいいというわけではありません。多読をする上で大事なポイントが3つあります。多読3原則と言われる3つのルールがあります。ちなみにこれは「英語多読研究会」という会のサイトから引用したものです。
まず1つ目は「辞書は引かない」ということです。わからない単語が出てくるとその度にいちいち辞書を引いて意味を確認していませんか。多読のルールでは辞書はいちいち引きません。辞書を引かなくてもわかる、理解できるレベルの本を選びます。
2つ目。「わからないところは飛ばして前へ進む」。わからないところがあってもいちいち「うーん…」って気にしないで読み進めます。でももしわからないところがたくさん出てきたら全く意味がわかりませんよね。なので、こんな難しい本は選びません。わからないところがほんの少ししか出てこないような、自分にとって易しいレベルの本を選びます。
3つ目は「つまらなくなったらやめる」です。多読の重要なポイントは「楽しく読む」ということです。読んでいて面白くないなぁと思ったら、そこで読むのをやめます。どうしても本を買うと最初から最後まで全部読まなきゃ!って思ってしまいますけど、内容が好みじゃないとか、ちょっと今の自分には難しすぎるなと思ったら、その本はそこでやめます。
以上が多読の3つの基本ルールです。まぁとにかくいちいち辞書を引いたり、「うーん…」って悩んだりしなくてもスラスラ読めるレベル、楽しく読めるレベルの本をたくさん読みましょうということです。
私はこの時自分にとって少し易しめの英語の本、多分アメリカとかイギリスのネイティブの小学生から中学生向けに書かれた本をたくさん読みました。その時3ヶ月間で単語100万語分の本を読みました。それで英語力がなんか上がったなって上達を感じました。
興味を持った方はぜひ日本語で多読、試してみてください。私のサイトcijapanese.comでは易しい日本語、難しくない日本語の本を探すのに便利なサイトもいくつか紹介しています。なのでよかったらぜひ参考にしてください。
今日は多読について話しました。今日はこれでおしまい。またね!
外国語を身につける方法はたくさんありますね。例えば文法を勉強したり単語を暗記したり、たくさんたくさん聞いたり…。皆さんはどんな方法を試したことがありますか。どんな勉強法が好きですか。
今日は外国語の学習法の一つ「多読」について話したいと思います。多読って知っていますか。やってみたことはありますか。多読というのは、読んで字のごとく、多く読む、たくさん読むということです。
まず私自身の英語学習の経験について少し話します。私は中学生のときに学校の授業で初めて英語を勉強しました。日本人の先生が日本語で文法を説明したり、単語を暗記したり、英文を日本語に訳したり…そんな授業をずっと受けていました。
学校の英語の成績は割と良かったんです。あと日本語学習者向けにはJLPTという試験がありますよね。それと同じように英語の学習者向けにも色々英語の試験があるんですけど、そういう試験のスコアも結構良かったんです。
でもいざ実際に会話をしようとすると、英語が全然出てきません。英語のテストは得意だけど会話をすることには全く自信がありませんでした。それがずーっと私の悩みでした。英語、わかるけど、喋れないっていうのがずっと悩みでした。
それで20代の頃、色んなことを試してみました。文法を復習してみたり、文法をもう一回勉強し直してみたり、単語を復習してみたり。でも文法も単語もあんまり楽しくないので続けられませんでした。継続できませんでした。それにあんまり上達も感じませんでした。
あとは毎日1日25分間オンラインで英会話レッスンを受けてみたこともあります。でもこれもそこまで上達を感じませんでした。
色々試した中で、私にとって一番効果があったのはこの「多読」だったんです。今から4,5年前に多読をしました。
元々ずっとこういう方法で、頭を使って英語を勉強してきたので、多読をする前は頭の中でいちいち訳す癖が付いてしまっていました。英語を読んだり聞いたりしたときに、一回頭の中で英語から日本語に訳して、で自分が言いたいことをまず日本語で考えてそれを英語に直して、それから言うっていう癖が付いていました。頭ばっかり使って全然自然なコミュニケーションができなかったんですね。
でも多読をしてから、多読をした後はいちいち頭の中でこうやって1回日本語に変換しなくても、英語を聞いて英語のまま理解して英語で答えるということがちょっとずつできるようになりました。
もちろん今でもまだまだ勉強中です。わからない単語はまだまだたくさんあるし、ちょっと長くて複雑な文になったり、あとは自分に馴染みのないトピック、あんまり詳しくないトピックですね、よく知らない話題になると難しい時もまだまだあります。でも多読をする前と比べると明らかに自然に英語が使えるようになりました。
実はこの多読の経験がきっかけになって私はインプットの重要性に気づいたんです。多読をしたことがきっかけで今動画で行っているCIのアプローチに興味を持つようになりました。
なので日本語を学習している皆さん、特に今この動画を見ている中級以上の皆さんに、日本語の本をたくさん読むことをおすすめしたいです。
とはいえ、ただたくさん読めばいいというわけではありません。多読をする上で大事なポイントが3つあります。多読3原則と言われる3つのルールがあります。ちなみにこれは「英語多読研究会」という会のサイトから引用したものです。
まず1つ目は「辞書は引かない」ということです。わからない単語が出てくるとその度にいちいち辞書を引いて意味を確認していませんか。多読のルールでは辞書はいちいち引きません。辞書を引かなくてもわかる、理解できるレベルの本を選びます。
2つ目。「わからないところは飛ばして前へ進む」。わからないところがあってもいちいち「うーん…」って気にしないで読み進めます。でももしわからないところがたくさん出てきたら全く意味がわかりませんよね。なので、こんな難しい本は選びません。わからないところがほんの少ししか出てこないような、自分にとって易しいレベルの本を選びます。
3つ目は「つまらなくなったらやめる」です。多読の重要なポイントは「楽しく読む」ということです。読んでいて面白くないなぁと思ったら、そこで読むのをやめます。どうしても本を買うと最初から最後まで全部読まなきゃ!って思ってしまいますけど、内容が好みじゃないとか、ちょっと今の自分には難しすぎるなと思ったら、その本はそこでやめます。
以上が多読の3つの基本ルールです。まぁとにかくいちいち辞書を引いたり、「うーん…」って悩んだりしなくてもスラスラ読めるレベル、楽しく読めるレベルの本をたくさん読みましょうということです。
私はこの時自分にとって少し易しめの英語の本、多分アメリカとかイギリスのネイティブの小学生から中学生向けに書かれた本をたくさん読みました。その時3ヶ月間で単語100万語分の本を読みました。それで英語力がなんか上がったなって上達を感じました。
興味を持った方はぜひ日本語で多読、試してみてください。私のサイトcijapanese.comでは易しい日本語、難しくない日本語の本を探すのに便利なサイトもいくつか紹介しています。なのでよかったらぜひ参考にしてください。
今日は多読について話しました。今日はこれでおしまい。またね!